日経平均は3日ぶり反落。2日の米国市場でNYダウは3日続伸し、69ドル高となった。欧州中央銀行(ECB)の総裁人事などに絡み金融緩和への期待が根強く、相場を押し上げた。一方で、米長期金利の低下に伴い円相場が一時1ドル=107円台半ばまで上昇し、本日の日経平均は円高を嫌気して70円安からスタート。米中通商摩擦の長期化などを懸念する向きもあって輸出関連株を中心に売りが広がり、日経平均は寄り付き後も下げ幅を広げ、後場には21566.65円(前日比187.62円安)まで下落する場面があった。
7/3 日経日足
日経25-75 10年債:赤 原油:青 金;黄色
チャートは頭上晴天ぽいが、何せ10年債の金利の下落が止まらない
低金利は株式市場にとってはプラスになってもよい事もあるが、東京市場は為替の円高が先行して輸出銘柄を中心に上値が重い・・・
株探メモ
■アクセルマーク <3624> 621円 +100 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
アクセルマーク<3624>が5連騰。開発中のブロックチェーンゲーム「コントラクトサーヴァント -CARD GAME-」(略称「コンサヴァ」)への関心が高まっているようだ。同タイトルはこれまでにない”デッキ戦略”と、サーヴァントと呼ばれるカードの真の価値を見抜く“目利き”がユーザーに求められる本格派トレーディングカードゲーム。6月28日には、ブロックチェーンゲーム業界の有識者を対象とした試遊会が開催され、ユーザインタフェースやキャラクターなどのクオリティの高さや、高度な戦略性を求められる奥深いバトル、トークン化されたカードの特性を生かした多様性のあるカードを選び組み入れる楽しみなどで高い評価を得たとしている。
■スーパーバッグ <3945> 1,900円 +254 円 (+15.4%) 本日終値
スーパーバッグ<3945>が後場急伸し年初来高値を更新。ファーストリテイリング<9983>がこの日、9月から全世界のグループブランド3500店舗でショッピングバッグを環境配慮型紙製に順次切り替えると発表しており、百貨店や専門店向け紙袋大手の同社に思惑的な買いが入ったようだ。ファーストリテでは、20年中をメドに全世界のファーストリテイリングのグループ全体で、店頭で顧客の手に渡る使い捨てプラスチックのうち、ショッピングバッグと商品パッケージの85%に当たる約7800トンの削減を目指す使い捨てプラスチックの使用削減に関するグループ方針を策定。今年9月1日から、日本をはじめ世界12カ国・地域の事業で使用しているプラスチック製ショッピングバッグを、FSC認証(森林認証)を受けた紙または再生紙を使用した環境配慮型の紙製に順次切り替えていくとしている。これを受けて紙袋大手のスパバックのほか、ザ・パック<3950>などが急上昇。また、エコバックの需要増期待からトランザクション<7818>なども買われている。
●7月3日に調査機関が投資判断を引き上げた銘柄をまとめました
銘柄 機関 格付 目標株価 日付
牧野フ <6135> みずほ 中立→買い 4700→6500 7/3
金脈眠る未来の食、「ビーガン関連株」に大相場の気配 <株探トップ特集>
■本日、上場来高値を更新した銘柄一覧
コード 銘柄名 市場 業種
<2317> システナ 東1 情報・通信業
<2471> エスプール 東2 サービス業
<2925> ピックルス 東1 食料品
<3458> CRE 東1 不動産業
<3677> システム情報 東1 情報・通信業<3687> Fスターズ 東1 情報・通信業
<4333> 東邦システム 東1 情報・通信業
<4661> OLC 東1 サービス業
<9551> メタウォータ 東1 電気・ガス業
<9818> 大丸エナ 東2 卸売業<9932> 杉本商 東1 卸売業