時価総額 708.43 億円
・EV関連➡中国関連
・20年2月にポーランド工場竣工
2019年09月13日09時52分
三井ハイテック<6966>が急反発し、年初来高値を更新している。同社は12日取引終了後に、20年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。営業損益は6000万円の赤字(前年同期は6億9100万円の黒字)となり、従来予想の3億円の赤字から上振れて着地したことが好感されているようだ。
売上高は前年同期比2.1%増の422億8500万円(従来予想は410億円)。車載用モーターコアの受注・販売が当初計画を上回ったことなどが寄与した。なお、通期業績予想は売上高860億円(前期比4.9%増)、営業利益3億円(同40.0%減)とする従来計画を据え置いているが、前提為替レートは1ドル=110円から105円に変更している。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日に投資判断「Buy」継続で、目標株価を3,000円→3,100円に引き上げた。モーターコアに対する中長期的な需要増に対応するため、今年2 月操業開始した岐阜事業所を筆頭に、設備能力の増強を加速させている。電子部品部門はスマホ向け需要の回復により第2四半期の売上高が予想を上回り、赤字幅は縮小。金型の引合い状況などから車載半導体向けリードフレームの需要底打ちも近づいていると見られ、2021年1月期以降の電子部品の需要回復確度は高まっている